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建設系SOHOの稼げる・稼げないの現実|失敗を回避する2つのポイント!

・SOHO・フリーランス
この記事は約9分で読めます。

先日、「SOHOへの道|IT系SOHO夫婦が稼げるようになるまでの過程と実録!」という記事を書いていますが、今回はその続き記事で、私の業界でもある「建設系SOHO」をやっている2人の仲間の活動についての話になります。

「建設系SOHO」ってピンと来ないかも知れませんが、要は道路とか橋梁、ダムといった公共構造物の設計を企業から請けて、設計成果品を納めて収入を得るといった仕事です。

私も以前この「建設系SOHO」を3年ほどやっていましたが、この「建設系SOHO」はIT系SOHOと違って、成功する人より挫折する人の方が断然多いです。

今回のお題は、この2人がやっている「建設系SOHO」って稼げるのか!それを阻むものは何か!はたまた挫折する人はどんな人なのか!についてお話します。

表向きの話!行政VS民間契約ではSOHOの参画は原則禁止

建設系SOHOの2人の話をする前に、この建設業界の外注受注の表に出せない隠れた形態、下請け業務受託方法についてお話しておきます。

その方が2人の”業務受注方法の現実!”が分かるので、ちょっとむずかしくなりますが先に目を通してください。

表題にあるとおり、何かのっけからむずかしい言葉を使っていますが、簡単に言うと、建設業業界では”行政から仕事を請けた民間企業は下請けを使ってはいけない!”という決まり事があります。(表向きの話ですが)

”えーそれじゃ建設系SOHOって成り立たないじゃん!”って思うでしょうが、大丈夫大丈夫!続きを読んでいただければその意味が分かります。

例えばIT企業の取引ではBtoC(企業と消費者の取引)、またはBtoB(企業と企業)の取引になりますから、業務を完成させるためにIT系SOHOを使おうが下請け企業を使おうが、別に法に触れることはありません。

ただ建設業界ではこれをやってしまうと約款に触れる可能性があるのです。

もちろん元請企業は下請け企業を使っていることなんて役所には絶対言えないですし、それがもしバレれば最悪”指名停止!”の処分を食らうことになります。

現実的な話ではありませんが、表向きは行政が発注する委託業務を民間企業がBtoG(企業と行政の取引)で受けた場合、業務の主たる部分を再委託(下請けに仕事をやらせる)することは禁止されている!ということです。

この2人もそれを分かっていて元請企業と下請け契約を結んで仕事をしているわけです。
(私もそうでしたよ)

レッドカード

これはあくまで行政と民間企業との契約業務に限定される話で、BtoC(企業と消費者の取引)などの場合には、契約書に書かれていない限りこの適用は受けません。

BtoG(企業と行政の取引)で、契約約款上、再委託が認められているのは簡単な仕事!例えば印刷業務とかデータ入力といった”技術を必要としない業務!”に限定されています。(随意契約だとちょっと枠が広い)

その禁止項目が契約約款にしっかりと書かれているわけですが、にも関わらず「建設系SOHO」は成り立っているわけです。

再委託禁止でも建設系SOHOが食べていける大きな理由!

実際に行政と契約する際の「契約約款」にはしっかりと”再委託禁止!”の項目が書かれています。なのに何故、下請け企業や建設系SOHOが食っていけるのでしょうか?

裏を明かせば請負企業(元請)が、下請け企業や建設系SOHOを”ダマ(内緒)で使う!”ことでこの設計業界は回っているわけです。

私が以前勤めていた理系企業では、行政から年間100億円規模の委託業務を受けていましたが、500~600人そこらの技術者だけではとてもとてもこなし切れませんし、時間的にも人数的にも絶対に無理です。(死んでしまいます・・・笑)

委託業務

なので、どこの設計コンサルタント会社でも、委託業務を受注する前から下請け企業や建設系SOHOを確保しておいて、業務が取れたらすぐに仕事を回す!といったやり方を取っています。

それに元請会社は、平気で”業務の一括下請け!(全部やらせるってこと)”を下請け企業や建設系SOHOに再委託しますから、仕事量が増える分、元請との請負契約額も増えるので食っていけるわけです。いや元請企業としてはそうせざるを得ないわけです。

建設コンサルタントが裏でこんなやり方をしていることなんて行政側も知っています。

が、元請企業はそうしないと業務が回らないことと、行政自体、単年度予算を消化して仕事を終わらせないといけないわけですから、”黙認!”という形になっているわけです。

建設系SOHOに”食える!”、”食えない!”があるのはなぜ?

さて前置きが長くなりましたが、ここから私の「建設系SOHO」の仲間2人の話になります。前回の記事でも少し触れていますが、上で説明したやり方で元請企業から直接仕事を請けて活動しています。

この2人は私がSOHOを始める前からの知り合いで、元を正せば私が前の会社に勤めていたときに使っていた下請けさんです。

早くから会社勤めに嫌気が差して、会社を早期退職して建設系SOHOへと舵を切ったわけですが、正直に言うと、始める初期の段階で私や他のSOHO仲間のある程度の協力がなかったら、この2人の今の建設系SOHOの成功はなかったと思います。

”これから建設系SOHOを始めよう!”と思う方は、この最初の出だしが肝心なのです。

建設系SOHOの成功は人とのつながりが不可欠!

「IT系SOHO」は仕事自体がBtoC(企業と消費者の取引)、またはBtoB(企業と企業)となるので、取引企業も多いし需要も多いので食いっぱぐれることはありません。
(スキルを持っていればですが)

ビジネススキル

ホント恵まれていますよ、IT系SOHOは。
仕事やるやらないに関わらず収入の最低保証をしてくれ、今では企業との単価交渉までしてくれるフリーランス専用のサイトまでありますからね。
参考フリーランスレバテックフリーランス フリーランスエンジニアに安心保証と豊富な案件紹介を【Midworks】

しかし建設系SOHOには、IT企業のような「SOHOの仕事を紹介してくれるサイト」はほとんどありません

”じゃどうするの!”って話になりますが、はっきり言うと縦横のつながり!つまり企業への個人営業と稼げているSOHO仲間からの企業紹介がなければ絶対に成功しない!ということです。(たぶんこれが現実!)

企業側だって飛び込みで見ず知らずのSOHOが訪ねてきて、”仕事させてください!”といってもどこまで出来るかも分かりませんし、だいいち実績がないのであればどこの企業も使おうとは思いません。

そこを切り崩すのがSOHO仲間の紹介なんですよ。

私は今まで勤めた企業がすべて元請企業だったので、建設系SOHOを軌道に乗せるには、こういった条件がすべて整っていました。

建設系SOHOを始める前に、以前仕事で知り合った他の元請企業のところへ出向いて営業を掛けています。

まー営業に出向いたときに”SOHOではなくうちの会社に入社してくれんか!”と言われたのはうれしかったし、けっこう笑えましたけどもね。(笑)

それと同時に、SOHO仲間(当時は私の下請けさん)にも”これからSOHO始めるからよろしく!”みたいな話をして、仕事が取れるパイを広げています。

もちろんこの建設系SOHOの先輩でもあるこの2人にも声を掛けていましたが、この2人にもずいぶんと助けられたし、私も仕事先を紹介しました。持ちつ持たれつなんですよね!

このおかげで付き合いのある元請企業からは、年間本数は少ないにしても一定量の仕事はもらえたし、このSOHO仲間からも”あそこの会社で仕事できる人間を探しているよ!”と教えられて、一緒に元請企業に出向いたこともありました。

私もこの縦横のつながりがなかったら挫折していたかも知れませんね。

建設系SOHOは前述したように、フリーランスを紹介してくれる会社はほとんどありません。この縦横のつながりが”食える!”、”食えない!”の分岐点になるのです。

つまり、仲間がいない建設系SOHOは食えないってことです。

大きく変わった建設系SOHOの2人の稼げる、稼げないの現実

これは昔からあった話ですが、今の設計業界は低入札価格のタタキ合いで仕事を取っている状況ですから、元請企業が低価格で受注すれば、当然のことながら建設系SOHOの2人の下請け額も下がるわけです。

結果から言うと、1人は年間1,000万円近くは稼いでいますが、もう1人は年間400~500万円程度しか稼げていないのが実情です。

年収

この建設系SOHOの2人の稼げる、稼げない!の現実って、なぜこんなにも差があるのかお分かりでしょうか?

建設系SOHOで稼ぐには多岐に渡るスキルが不可欠!

私のSOHO時代の設計スキルを自慢するわけではありませんが、私はこれを始める段階でいろんな設計の全体計画から構造物設計、地盤解析など多岐に渡って設計スキルを持っていたと思います。

そうじゃないと食えないのが目に見えていますからね。
なので仕事で”苦手な分野!”というのが少なかったです。(今もそうですが)

ただFEM解析をするようなものは、私も外注していましたけどもね。(笑)

構造物を設計するにしても、構造物本体だけでなく斜面の安定解析や地盤解析も合わせてやっていましたから、元請企業側とすれば、私に任すだけですべてが完結するわけです。

事実それでメシを食っていましたし、やった成果に問題も起きませんでしたから、新たに何度も仕事の依頼が舞い込むわけです。

元請企業からすれば、ある設計業種だけにしか技術スキルを持たない建設系SOHOは、請け金も低いですし仕事の依頼もあまり届かなくなります。

逆に金にならない力仕事を依頼される方が多いかも知れません。

当たり前ですよね!元請企業からすれば、下請け企業や建設系SOHOなんてゴマンといるわけですから、特定の仕事しか出来ない人間より一括で仕事を任せられる人間に依頼した方が使いやすいし、契約関係も1回で済みますからね。

年間1,000万円稼いでいる彼は、私肌の人間でいろんな設計に長けていますが、もう1人の年間400~500万円程度しか稼げない彼は特定仕事の専門屋ですから、それだけのスキルしかありません。

受けたとしても構造物設計みたいなものがあれば2次下請けに丸投げしていましたね。(これだと稼げなくなってしまうわけです)

ここなんですよ!
建設系SOHOの稼げる、稼げない!の分かれ目が。

要は自分で設計できる範囲が広い人間は必然的に稼げるし、逆に設計内容に限定される枠があるスキルの狭い人間は、結局は稼げない!というのが現実です。

建設系SOHOの稼げる・稼げない(まとめ)

建設系SOHOもIT系SOHOも本人のやり方やスキルの持ち具合、営業力、人との縦横のつながりがあって成功するものです。

私はIT系SOHOの現実を友人から聞く以外に知りませんが、たぶん同じようなものでしょう。

年間400~500万円しか稼げない彼の特定分野は、ある意味そんなに需要があるものではありません。つまり仕事を請ける金額は大きいけど仕事が少ない分、SOHOとして稼ぐシーンが限定されてしまうわけです。

建設系SOHOを成功させるポイントは2点あります。

建設系SOHOを始める前に自分の出来る業務範囲をできるだけ広げておくこと!
企業やSOHOの縦横のつながりを絶やさないこと!そして仲間を助けること!

この2つです。

ただSOHO仲間はこういった仲間のやり方に、”あーせーこーせー!”とは一言も言いませんし干渉もしません。厳しい現実をみんな知っているからです。

最後になりますが、私が仮に特定分野のスキルしかない人間だったら、間違いなく建設系SOHOに足を踏み入れたりはしなかったと思います。

”でも年間400~500万円も稼げれば良い!”って思う方もいると思いますが、家族や自分の将来を考えると天秤に掛けられるほどの額ではないと思います。

建設系SOHOもIT系SOHOも、稼ぐのに厳しいことには変わりはないのです。
それを助けるのは自分の武器!スキルとノウハウ、そして仲間です。

追記:
残りのもう1人の理系女未婚アラフォー女子のSOHO活動を以下の記事で紹介しています。

理系女未婚アラフォー女子の在宅ワーク~バイト兼SOHOの新たな働き方!
私の元部下に建設系SOHOに成功し生計を立てている理系女がいます。未婚のアラフォー女子ですが、この理系女は今輝いていて、同世代のOLに負けないほどの年収と自由を手に入れています。その方法はたった2つだけ。その成功までの経緯をご紹介します。
§:この記事を書いた人!
shinichiro・著者・職業:慎一郎 40代現役理系技術エンジニア
・業種経歴:不動産・インフラ系総合開発コンサルタント会社等
・転職回数3回:5年、8年、5年勤務した後、現在4社目理系企業へ!
本業の設計計画業務を行う傍ら、全然関係のない中途採用応募者の書類審査と面接を担当。このブログで中途採用現場の裏事情と転職にタメになる記事を執筆中です。

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