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2度とやりたくないテレワーク!建設コンサルタントがテレワークに向かない理由

テレワーク■建設コンサルタントのブラック度
■建設コンサルタントのブラック度
この記事は約11分で読めます。

あなたの勤めている会社では、今、世界中に蔓延しているコロナウイルス感染症に対してどのような対策を取られていますか?やはりテレワークでしょうかね。

テレワークだけで仕事が成り立つ業種や職種ってどんな企業なんだろう・・・誰でもパッと思いつくのはやはりIT業界とかでしょうか。

やっていることはSOHOや社内フリーランスと似たような働き方ですから、上司の目も気にせず、会社にいるときよりも気楽に仕事ができるのではないでしょうかね。

てなことを簡単に言っていますが、私の会社も今回のコロナ騒動でテレワークを実施していますが、聞くとやるとでは大違いです。

テレワークを頭ごなしに否定する気はありませんが、私の勤めている建設コンサルタント業界は、人的インフラがすべてを左右する業界ですから、テレワークするにも限界があるんですよね。

今回のお題は、コロナウイルス感染症が一気に蔓延した時期と重なった建設コンサルタント会社(私の会社でです)の2月、3月に起きたバタバタ話しをお話ししたいと思います。

建設コンサルタントへの転職をお考えの方は、以下に書くこの2月、3月の現状を知っておくのも悪くはありません。雑談レベルですが、ある意味悲惨ですから。(笑)

そもそもこの年度末のコロナウイルス騒動で建設コンサルタント会社がどうしてこんなに窮地に立たされたのか!

表題にある通り、今年度末(2月、3月)の建設コンサルタントの業務は悲惨でしたね。

この時期の忙しさは毎年のことですが、タダでもこのクソ忙しさに拍車を掛けたのが、国と東京都から出されたコロナウイルス対策による出勤自粛や時差出勤、テレワーク要請

慎一郎
慎一郎

この要請は分かるけど、この時期にこの要請はどこの会社でも絶対無理ですよ。

建設コンサルタント業務の主な顧客はお役所さんですが、理由どうあれ、設計工期から何日以内に完了検査をすることが決まっているので、これを理由に設計工期を伸ばしてくれるような優しいお役所さんなんてどこにもありません。

雑談ですが、東日本大震災のときも午後からの検査でした。役所に向かう途中で地震が起きましたが、さすがにこの時は検査中止(延期)となりました。

一番の予防策は、諸外国のように人と接触させないための外出禁止令を出すことでしょうが、まーそこまで行ったら今の日本は終わりますよね。物資や食料調達どうすんの?

それを考えるとテレワークはまだマシですが、建設コンサルタント業界には、このテレワークは非常に馴染まない!ある意味できないものです。

営業職とは違って、業務に携わるひとりひとりが各々の設計パーツをこなして、それを最終的にひとつの設計成果にまとめ上げるチームワーク業務が大半だからです。

そこに出勤自粛だ、時差出勤だ、テレワーク要請だ!などと言われてごらんなさい。あなたならどう判断します?

テレワーク要請

設計工期がもう目の前に来ているのに、この要請に素直に従っていると仕事がまったくもって回らないわけです。

別に国や東京都が出した3つの要請に対して”ダメだ!”といっているわけではありません。

感染症リスクも考えず、自分勝手なことを書いているのも自分自身で分かっていますが、ただ年度末というクソ忙しい時期にこれを要請されたって、よっぽど体力がある会社は別にして、これに対応するには無理があるわけです。

慎一郎
慎一郎

仕事は待ってはくれないんだよ・・・

建設コンサルタントの業務は設計工期と品質が命!

”本日完了検査ですが、業務が終わりませんでした!”なんてなったら信用はガタ落ちだし、その先には損害賠償と指名停止が待っていますからね。

もしそうなると、ペナルティーで半年から1年はこの業界に復帰できないでしょう。コロナウイルス対策の前に会社が潰れる方が先です。(笑)

それでもやるんか!って話ですが、私の会社はやりやがったんです

首を絞める会社の判断!後先考えない会社決断が社員を惑わす

国と東京都の要請に対し、私の会社の経営陣が最終的に打ち出したのが、社員全員(管理職を除く)のローテーションをずらした週2回のテレワーク・・・

これをTV会議で聞いたとき、各部署の社員全員がザワツキましたね。(笑)

コロナ対策での会社の判断

後先考えず結論を打ち出す会社のやり方はいつものことですが、さすがにこれはまずい。社員全員が思っていることは”仕事が終わらない!”ということだ。

困った会社だ!と言っていいのかどうか・・・水際対策で考えれば経営陣の考えは正解ですが、やっている方からすればあまりにも払う犠牲が大きい。

ちなみにこの要請に従ってテレワークを実施した日本の企業はどれくらいあると思います?

このコロナウイルス感染を防ぐためにテレワークを実施している企業は、企業全体の約13%前後だったそうです。

”他の会社がやっていないんだからうちの会社でもやらなくて良い”という話ではありませんが、現実問題として、テレワークで仕事がうまく回らないのはもう見えている状態です。

B to B取引専門の会社なら、お互い様!って感じで1クッション置くこともできるでしょうが、何せこちらはB to G(お役所相手)の仕事ですから、どんなことがあっても待ったなしなのです。

例えばこれをB to BやB to Gとは無縁の外食産業に当てはめたらどうだろう。

外食産業のほとんどは、毎月の売り上げベースでパートやアルバイトの力を借りて成り立っている業界だ。

人がいてこそ成り立つ業界は建設コンサルタントも同じですが、そこに自粛要請が出されればどうなります?

経営者だってさすがに引くし、個人経営者なんて死活問題ですよね。

営業時間を短くしたり、営業日を減らしたりするだけで済めばいいですが、それだけでは済まない現実がここにはありますよ。

それでパートやアルバイトの収入は減ることになるし、経営不振から職を失う方は今でも増え続けている。

今年4月から大学生になる子が生活費をバイトで稼ごうとしたが、このコロナ騒動でバイトが極端に減って、生活費もままならない窮地に立たされている学生がたくさんいることはTVでも報道されている話です。

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収入が減ることに対して経営者が補填してくれるなら良いですが、それはまず体力的に無理だし、国会で検討されている国民に対する金銭支給や魚券、お肉券とかはどうなった?

すべて絵空事の結果に終わった今では、綺麗ごとばかり言ってはいられないと思う。

慎一郎
慎一郎

ちなみに4月に国が打ち出した「1世帯マスク2枚の配布!」は、最初ギャグとしか思えなかった。これが国の回答?エイプリルフールかとも思った。

今の外食産業は今までにない局面と厳しさを迎えていることは確かだ。

確かに厳しい。でも私の会社でも事情どうあれ結果主義の会社ですから、仮に仕事が終わらなかったとすれば、その責任はすべて管理職に追い被されます。(ひどい会社でしょ!)

会社やバイト先経営者の決定の裏には、必ず窮地に立たされる社員(パート、アルバイト)がそこにいる。

窮地に立たされているのは会社だけではない!窮地に直面しているのは社員そのものなのです。

会社命令のテレワーク!意外なことが弊害となって業務に支障

建設コンサルタントの仕事はチームワークメインの仕事なのに、テレワークで部下がいないわけですから、どうやって仕事をうまく回すか!って話です。

ここまで来ると、”どうやって仕事を終わらせるか!”って話ではなく、”どうやってこの状況を乗り切るか!”って話に切り換りますよね。

会社としても”何かしらの手を打たんといけん!”ってことで、最初に実施したのがオフィスのデスクを1個おきに使うってことです。

当然、会社スペースと机に余剰はそんなにありませんから、接客用会議室とTV会議室に長デスクを持ち込んで、そこでも1個飛ばしの配置です。

ただこれで感染リスクがなくなったわけではありません。小手先だけの対処です。

社員は毎日、満員電車ギューギュー詰めで通勤しているわけですから、感染リスクの度合いは依然変わらず、根本的な解決にはなっていないわけです。

そういった理由もあって、最終的に社員のローテーションを考慮した週2回のテレワークを実施したわけですが、テレワークをするにしても業務に支障が出ることに変わりはありません。

テレワークによる弊害!

  • ISO 27000所得が弊害となる会社サーバーへのアクセス制限!
  • 人海戦術によるデータ更新とアナログティックなウイルスチェック

テレワークで大事なのは、効率よく外部から会社のサーバーにアクセスできる環境を作り上げるか!です。

でもすべての会社がこれができるわけではありません。

ISO 27000所得が弊害となる会社サーバーへのアクセス制限!

私の会社ではこういったことはできません。やればできるけどできません。

私の会社はISO 27000(情報セキュリティ規格)の認証取得会社なので、原則、個人所有のPCは会社内に持ち込むことはできませんし、自宅PCで作ったデータもサーバー内には直接入れられない決まりになっています。

それに社内サーバーには、外部からのアクセスは極限られた人間しかアクセスできないようになっています。それで認証を受けていますから。

会社側もそれは分かっていて、その対策として下請けさんとのデータのやり取りと同じように、直接サーバーにアクセス権を与えるのではなく、自宅からメールでデータを送信し、それを担当者が受信してデータをサーバーに入れるやり方を取っています。

まー七面倒くさいやり方ですが、セキュリティを考えればこの方が正解かも知れませんね。

でもね!所詮無理なんですよ。ワードとかエクセルレベルの軽いデータなら良いですよ。

建設コンサルタントの扱うデータって、大量の解析ソフトを使ったり、3D‐CADを使ったりといったメチャクチャ重いデータを扱うので、仮に会社サーバーに外部からのアクセスできたとしても重くて使えないわけです。

まー社内サーバーへのアクセス権を与えられていないわけですから、このやり方は私の会社では最初から無理があります。

人海戦術によるデータ更新とアナログティックなウイルスチェック!

テレワークで各個人宅から送られてくるデータは、正直、PCのOS自体がまだWINDOWS7とか、ひどいものになるとXPとかで作って送ってくる社員もいる。

中にはウイルスソフトすら入れておらず、Windows Defenderで十分!と言っている社員もいる。XPの場合は論外だが。

コロナウイルス対策の前に、PCのウイルス対策が先ってやつですよね。

これも担当者を決めて、すべてチェックを掛けるのですが、ほとんどそのチェックだけで1日が終わってしまう。何とも非効率なやり方だ!

もちろん、テレワークの人間は社内サーバーにアクセスできないわけですから、必要なデータは、メールでこちら側からテレワーク者に送る!って手間も必要となる。

さらにそれで帰って来たデータも、再度ウイルスチェックを掛けるといった非効率なやり方をしている。その繰り返しで1日が無駄になる。

結局このテレワークは会社にも社員にも正解だったのか!

まず確実に言えるのは、私の業界ではこのテレワークだけでは完全な仕事はできない・・・まーそれは最初から分かっていた話だ!

それに余計な仕事ばかりが増えて残業量も多くなり、止むなく3日間会社に泊まり込んで効率よく仕事を回そうと考える部下も出始めた。

でも結局、このテレワークで開いた穴は非常に大きく、カスカスの状態で乗り切ったようなものだ。

私含め、すべての社員が業務の完了検査がすべて終わった段階で、みんな疲弊しきっていたのは今でも忘れられない。

テレワークのツケ

もう分かり切ったことだが、テレワークで完璧な仕事ができないツケは、結局本来の休日である土日に当てられることとなり、休日出勤者が続出した。

これだとテレワークをやる意味はないよね。

結局、この週2回のテレワークは社員の休日みたいなものになり下がり、会社のサーバーにアクセスできなかった分の作業を、休日を含めた5日間で集中的にやることになるわけです。

このやり方だと確かに社員が会社に一挙集中しないわけですが、休日出勤しているわけですから、テレワーク日は休日とすり替わったようなもので、あまり意味のない対策だったってことです。

コロナウイルス対策についても、この対策が正解だった!とは・・・うーん分からない。

だって昼飯だって夜食だって、会社では外で食べるんだよ。人との接触回避なんて無理じゃん!この対策に意味はあるの?

建設コンサルタント会社がテレワークができない理由(まとめ)

このコロナウイルス感染症問題は、国や東京都でも手をこまねいている状況です。

出勤自粛だ、時差出勤だ、テレワーク要請だ!・・・これだってどれが一番正解だったのかが分かるのは数ヶ月・・・あるいは数年後かも知れませんよね。

経済成長を優先させるか、コロナ対策を優先させるか・・・国はどちらも優先させたいのでしょうが、企業側の立場ではどうでしょう。

日本の会社人間はこれで飯を食っているわけですから、経済成長を優先させるしかありません。言い方は悪いですが、これは綺麗ごとだけでは語れない話です。

今までの話になかで、”お前はコロナ感染をなめてるんだろ!”と思った方もいると思いますが、ではあなたならどうします?

コロナウイルス感染症は確かに怖いですが、ただこういったやり方をやらざるを得ないのが現実ではないでしょうか。

テレワークをした、しないは別にして、今年の建設コンサルタント会社の2月、3月はどこもこんな感じだったと思います。

テレワークが完璧にできる業種って、こういったときには強い!。特にIT業界は!

リンク リクナビNEXT

まー転職をお考えの方は、こういったことに強い業界も視野に入れても良いかもしれません。

正直、このテレワークは、この騒動が収束したらもう2度とやりたくはないです。SOHOやフリーランスのやり方とは別物ですからね。

§:この記事を書いた人!
shinichiro・著者・職業:慎一郎 40代現役理系技術エンジニア @shinichiro_tw
・業種経歴:不動産・インフラ系総合開発コンサルタント会社等
・転職回数3回:5年、8年、5年勤務した後、現在4社目理系企業へ!
本業の設計計画業務を行う傍ら、全然関係のない中途採用応募者の書類審査と面接を担当。このブログで中途採用現場の裏事情と転職にタメになる記事を執筆中です。

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