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ワンランク上の職務経歴書と疑問だらけの職務経歴書の書き方

■職種・履歴書・経歴書の書くポイント
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履歴書は企業側に次の職務経歴書を読ませたくさせるためのもの!
職務経歴書は企業側に自身の経歴を共感させるためのもの!

応募書類は各々役割分担があり、この「履歴書」、「職務経歴書」の2つの効果を同時に発揮することで面接へのチャンスが生まれます。

今回は、「履歴書」の書き方の重要性と「職務経歴書」の役割!そして自分の経歴にマッチした「職務経歴書」の書き方様式とそのメリデメについてご紹介します。

履歴書と職務経歴書を混同して考えてしまう間違った書き方!

まず最初に、職務経歴書は単に履歴書を補完するものと捉えていて、勝負は”面接で!言葉で!”と思っている方もいるのではないでしょうか?

企業側の中途採用担当者は、応募者が思っている以上にシビアで、履歴書に書いてある内容が薄いとまず職務経歴書までは読まれませんから、絶対に面接には辿り着けない仕組みになっています。

書く内容はともあれ、運良く職務経歴書が読まれたとしても、職務経歴書の内容が「履歴書」と似通った同じ内容では、応募企業側に秒殺されてしまいます。

慎一郎
慎一郎

中途半端な履歴書からは魅力が見出せないし、書類自体にインパクトがないからです。

この履歴書と職務経歴書の2つは似通ってはいますが、まったく別物と考えてください。
履歴書には履歴書なりの役割が!職務経歴書にも同じように役割があります。

  • 履歴書応募書類の中で一番最初に読まれるもの
    転職希望者の最終学歴や出身地、プロフィールなどを知り、今までの職歴や所有資格などを確認するためのもの
  • 職務経歴書履歴書の書き方次第では絶対に読まれないもの
    転職希望者がどんな業務の経験を持ち合わせていて、どんなスキルがあって、自社のために何ができるのか!適合できるか!を判断するもの

履歴書は学歴や職務履歴、住所や家族構成、資格、転職理由など、求職者のプロフィールを内容濃く簡潔に綴るもので、中途採用担当者に次の職務経歴書を読ませたくさせるためのものです。

職務経歴書は応募企業に自身の意欲や強みやこだわり、これまでに得た経験や知識などをしっかりアピールし、中途採用担当者に自身の経歴を共感させるためのものです。

どちらも大事な応募書類ですが、どちらに比重を置くかはもうお分かりですよね。
次に職務経歴書が読まれるかどうは、履歴書の出来次第で決まるのです。

職務経歴書が読まれるかどうかは履歴書の良し悪しで決まる!

応募企業側の中途採用担当者は、最初に目を通すたったこのJIS規格(B5 or A4)の履歴書2枚から、求職者のやる気や熱意を見出して(感じて)、次に読む職務経歴書に目を通すかどうかを判断します。(本当にシビアな話です)

職務経歴書

判断材料は写真や文字の書き方、文章使い(体言止め等)、書かれている内容などになりますが、どんなに頑張って立派に仕上げた履歴書でも、内容が薄かったりマイナスイメージがあると、次に職務経歴書が読まれることはほとんどありません。

私(中途採用担当者)もこれと同じで、内容の不備はもちろん、誤字脱字、文字修正印などがあるものは、同封されている職務経歴書まで読もうとは思いません。

実際にこういったミス?は自己管理が出来ていない現れですし、だいいち応募企業に対しても失礼な行為にも当たります。

応募書類である「履歴書」と「職務経歴書」は、応募企業へ出す”公文書”だと思って書けば、こういったミスもなくなるはずです。

「履歴書」は職務経歴書を読ませたくさせるためのもの!「職務経歴書」は中途採用担当者に自身を共感させるためのもの!でなければならない。

職務経歴書様式の2つのパターンと読まれる書き方!

職務経歴書の様式や書き方には特に決まった様式はありません。
様式がない分、この職務経歴書は応募者の個性が一番現れる書類のひとつになります。

応募者の個性

この個性をどうやって出せば良いか!どこまで引き出せるか!がカギになりますが、まずは自分のキャリアの棚卸しや、今までの転職回数を勘案して、どういった様式が相手が読んで分かりやすいか!言いたいことが伝わるか!を考えて作成することが大事です。

もし書き方や様式の判断がつかなければ、転職サイト内にある「転職成功ノウハウ」という項目に書き方の参考例が載っていますので、それを参考にするとご自分にマッチした職務経歴書の形にすることができるはずです。

参考転職サイト: リクナビNEXT  : DODA

転職希望者の多くは、基本スタイルである「編年式・逆編年式」、またはキャリアやスキルを全面的に打ち出した「キャリア式」のどちらかを基本にして、自身でアレンジして書いています。

  • 編年式・逆編年式
    今までのご自分の職務経歴を時系列に勤務先ごとに書いていく様式
    逆編年式は直近の経歴から逆に追って書いていく様式(中高年向き)
  • キャリア式
    一般的な時系列記載ではなく、業種やキャリア毎に書いていく様式
    (転職回数が多い方やキャリアバリバリの方向き)

一度ご自分でこの両方のパターンで書いてみてください。
アピールポイントの攻め方や構成を変えることで、今までと違った読みやすいものが出来上がるはずです。

ただ注意するポイントとして、面接時のことを想定して書くということです。

面接時には提出した職務経歴書の流れに沿って、自ら応募企業側に説明しなければなりませんので、面接での受け答えを想定して上手く説明できるような構文や文章の流れにすることが大事です。

編年式・逆編年式を採用するパターンとメリデメ!

「編年式・逆編年式」は今までの自分の社会経験を時系列、逆時系列で書き綴る様式で、多くの方がこの「編年式」のパターンを使って職務経歴書を作成しています。

ピンと来ないと思うので、まずは「編年式」の例を挙げてみますね。

<編年式記載方法の参考例!>

○○年○○月 株式会社****入社
業務内容:▽▽を中心とした食品の生産・販売
資本金:○○○○万円、年商:△△億円、従業員数:□□□名
入社から1カ月間、自社販売製品の知識について学び、その後販売部署に配属。

○○年○○月 本社・管理部に配属
受注管理業務を担当。管理業務と販売ルート構築に当たる。

○○年○○月 AA営業所に異動
AA営業所管轄の受注管理業務全般を担当。
営業担当として顧客に対してのプレゼン資料作成や情報収集などを行う。

以降、資格やビジネススキル、自己PR文へ続く・・・・

「編年式」は時系列優先の書き方ですから、物語を読むようにスラスラと流れるように読まれますし、しかも要所がしっかり抑えられるので、書き手側も非常に書きやすい様式になっています。

ただこの書きやすい様式が、すべての応募者に適用できるかと言えばそうではありません。これには通用するケースとしないケースやメリデメがあります。

編年式が通用する・しないケースとメリット・デメリット!

下に「編年式」のメリット・デメリットを載せますが、結論から言いますと”転職回数が多い方!”はこの様式にはそぐわないということです。

編年式様式
メリットデメリット
時系列で綴られていて分かりやすい転職回数が多いと内容が煩雑になる
採用者側も読み慣れている企業毎に最初の文の読み直しになる
段落を抑えて書けばメリハリが出る同じような項目が何度も出てくる

「編年式」の最大のメリットは、時系列を優先させた書き方ですから、誰が読んでも分かりやすい様式であるということです。

過去からの現在に至るまでの時系列で淡々とまとめられていて、しかも採用側もこの様式に慣れていることから、物語を読むようにスラスラと頭に入っていくわけです。

段落をしっかりと抑えて書けば、誰にでも一目で文章の流れが分かる様式ですから、多くの方がこの様式で書いているのはそういった理由です。

かたや、この様式を転職回数の多い方に当てはめると、転職した会社毎に同じようなパターンで書き連ねることになりますから、読み手側が物語の場面が急に変わったように感じられ、自分の言いたいことが上手く伝わらないことがあります。

転職回数

また転職した会社毎に同じパターンの書き順になるので、まるで履歴書と同じような薄い内容になってしまいがちです。

ここなんですよ!
私が冒頭で、”職務経歴書は単に履歴書を補完するものと捉えていて・・・”と述べているのは!転職回数の多い方はこれを見逃しがちです。

「編年式」は転職回数が多いと、書く内容が用紙に納まり切れないので、内容も履歴書の職務履歴欄に毛の生えたような出来になってしまうのです。

こういった書き方だと、絶対に面接にまで辿り着けないわけです。

慎一郎
慎一郎

読み手は同じパターンで書かれたものを何度も注意深く読まないですし、ルーチンリードは読む前に飽きてしまいます。

この「編年式」の様式が生かせるのは、せいぜい転職1、2回くらいが限度で、それ以上は後述する「キャリア式」の方が、読み手にとっても分かりやすい内容になるはずです。

「編年式」と「逆編年式」の使い分け!

「編年式」は、過去から現在に至るまでの職務履歴を時系列で書いたものですが、「逆編年式」は時系列を逆から書く様式です。

時系列を逆に書く意味はあるのか?という問いに対しては、”意味は大いにあります!”とお答えします。

「逆編年式」は直近の職務経歴を際立たせてアピールするための書き方ですから、過去の自分ではなく、”成長してビジネススキルを付けた今の自分を最初に見てくれ!”とアピールするには効果的な方法です。

即戦力

この書き方は理に適っている点が多いです。
事実、応募企業は”即戦力!”を望んで求人を出しているわけですし、企業が見たいのはそこですから、過去も大事ですが、それよりも現在を評価して”役に立つか!”を判断したいわけです。

「逆編年式」は、自分のキャリアやスキルに自信があって、かつそれが企業の求めているものとマッチすれば、採用者側に「編年式」では得られないインパクトを与えることが出来ます。

こういった「逆編年式」の書き方をするならば、まずキャリアやスキルが薄ければあまり成功はしません。これに合致する方は、30歳以上の転職希望者、もしくは若くてもそれに順ずる方ということになります。

「編年式」と「逆編年式」のメリデメは共通ですが、転職回数の少ないキャリアをお持ちの方は、こういった書き方様式もあることを覚えておいてください。

キャリア式を採用するパターンとメリデメ!

キャリア式は、今まで自分が培ってきたビジネスキャリアを全面的に打ち出して書く様式で、時系列に捉われない書き方です。

編年式と同じように参考例を載せますね。

<キャリア式記載方法の参考例!>

■職務概要
大学卒業後、一貫して営業・販売促進畑を歩んできました。○○業務にて△年、○○業務にて□年と○○年に渡り・・・・と続く

■職務年表
○○年○○月~○○年○○月 □□株式会社 営業部配属 △商品販売の営業
○○年○○月~○○年○○月 □□株式会社 販売部配属 △販売促進の営業
・・・・

■職務詳細
1.営業業務(○年○か月)
○○の専門企業での法人営業
○○の専門企業での店舗営業
・・・・

2.販売促進(○年○か月)
大手百貨店の商品販売サポート
大手百貨店の商品販売サポート
・・・・

以降、資格やビジネススキル、自己PR文へ続く・・・・

このキャリア式の書き方は、自分の経験した他の職種やキャリア、異業種の経験を持っている方に合う様式です。

自分の経験やキャリア毎に一括りにまとめられるので、見た目もゴチャゴチャとせずすっきりして、ある意味、ビジネス文書に近いものを兼ね備えています。

慎一郎
慎一郎

私のような理系技術者は、こういった様式で書くことが当たり前ですし、抵抗はまったくありません。

ただこの様式もすべての方に通用するわけではありませんし、もちろんこのキャリア式にもメリット、デメリットがあります。

キャリア式が通用する・しないケースとメリット・デメリット!

下に「キャリア式」のメリット・デメリットを載せますが、結論から言いますと”応募企業側が期待するキャリアの持ち主”以外はこの様式はむずかしいということです。

また転職回数が多い方には、職務経歴書をすっきりまとめて記載できる様式なので、これをどう上手く使って個性を出すかが課題になります。

キャリア式様式
メリットデメリット
転職回数が多くても一覧で表現できるキャリア形成の経緯が見えにくい
応募企業とのマッチングが良く見える企業側がこの様式に慣れていない
段落を抑えて書けばメリハリが出る経験値など不透明要素が多い

「キャリア式」の最大のメリットは、転職回数の多い方、異業種への転職経験がある方の社会経験が一目で分かる点と、複数の分野で経験を積んできた人にはインパクトのある表現になる!ということです。

職務内容⇒職務年表⇒職務詳細⇒自己PR文・・・といった一連の流れて綴られているので、今まで勤めてきた企業とスキルや実績が対比しやすい仕様になっています。

慎一郎
慎一郎

このキャリア式は、転職経験が多い方の職務経歴書をすっきりまとめさせる効果があります。

自分の転職経験は誤魔化しようがありませんから、そのハンデを最初の「職務年表」にまとめておけば、いちいち説明する手間が省けます。

この「キャリア式」の様式が生かせるのは、転職回数の多い方とスキルを持っている方です。これに当てはまらない方は前述した「編年式」の方が、読み手にとっても分かりやすい内容になるはずです。

ワンランク上の職務経歴書の書き方(まとめ)

職務経歴書の書き方は様々あります。
「編年式・逆編年式」、「キャリア式」が主だった様式で、どちらかに落ち着くことになりますが、一番大事なのは”自分の個性を出すこと!”と”訴求ポイントを明確にする!”ということです。

どちらの様式を選択するかは個人の判断ですが、書く内容に訴求ポイントが見えず、ただダラダラと長い文章だけ書いてもほとんど意味がありません。

「職務経歴書」は訴求ポイントを抑えて簡潔丁寧に書くことが大事で、用紙2枚程度が”多くもなく少なくもなく”という評価ですから、その2枚にどれだけ自分の個性が出せるかが採用の分かれ目になります。

応募企業側の中途採用担当者の目は肥えていますよ。
企業へ応募する前に、ご自分の応募書類を今一度確認してみてください。

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