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有期労働契約の雇用継続の実態と正社員採用を見据えた無期労働契約活用法

転職志向・転職活動の悩みと解決方法
この記事は約10分で読めます。

転職するにあたり、誰でも転職先の会社を選ぶときに最初に見るポイント!

  • 正社員としての採用なのか!
  • 契約社員としての採用か!正社員登用制度はあるのか!

有期雇用契約を結ぶ契約社員の立場よりは、誰でも正社員採用の方を選ぶのは明らかですが、中にはどうしても大手企業に転職したくて、あえてリスクを負いながらも大手企業の契約社員から始める方もいます。

ここで気を付けてもらいたいのが、”正社員登用制度あり!”といった言葉です。

よく転職サイトの求人広告欄で見掛ける”正社員登用制度あり!”・・・制度はあるけど、これって行使されるかどうか分からない、言わば確実性がない言葉ですよね。

今回のお題は、企業が一定の契約社員と無期労働契約を結ばない2つの理由と、5年近く勤めても正社員に登用されず雇用止めする会社側の意図について、中途採用担当者である私なりの考え方を交えてご紹介します。

企業が一定の契約社員と無期労働契約を結ばない2つの理由

”正社員への転職は叶わなかったけど、とりあえず契約社員で次を目指そう”・・・

そういったお考えで契約社員を続けている方もいると思います。

そういった方には朗報で、非正規労働者への雇用配慮として、平成25年4月1日に「無期労働契約:期労働契約の期間の定めのない労働契約への転換(労働契約法第18条)」が施行されています。

有期労働契約の期間の定めのない労働契約への転換
無期労働契約とは、アルバイトや契約社員として通算5年間雇用状態にあった場合に限り、労働者の申し出により自動的に無期労働契約に切り替わる制度!

この施行で5年間縛りができたおかげで、どこの企業側でも契約期間5年以降、契約社員として無期労働契約に切り替える話がチラホラと出ていると思います。

さてその現実は?と言えば、あまり芳しいものではないように感じます。

有期労働契約6年目!無期労働契約の申し出が始まるが現実は?

この無期労働契約が施行されてからちょうど6年経ちましたから、1年単位での雇用契約を5回繰り返した方は、6年目に無期労働契約の申し出ができ、7年目で会社と無期労働契約が結ばれます。

無期労働契約

また2年単位での更新の方は、4年目で無期労働契約の申し出をすれば、同じく7年目で会社と無期労働契約が結ばれます。

契約社員にとっては、これで雇止めの心配はなくなりますし、正社員と同様に、正当な理由なしに”解雇!”ということはなくなるので、これはこれで喜ばしいことです。

ただこれには落とし穴があって、契約社員(バイト、パート含む)なら誰でもこの権利を行使できる!というわけではないのです。

無期労働契約の落とし穴!誰でもこの権利を行使できるわけではない!

無期労働契約は2期以上の契約で、かつ5年間の同一企業での雇用!という条件で権利を行使できるものです。

会社側がこの無期労働契約をすんなりと受け入れてくれるのなら問題はないのですが、会社側にも、”この人は使えない!”といった理由があった場合、会社側の取る行動はもう決まっています。

慎一郎
慎一郎

ここまでお話しすると、もうお察しが付いていると思います。

契約社員が一定の条件を満たしてこの権利を行使するように、会社側も契約社員との5年間の契約が満了する1期前に、任期満了に伴なって雇止めをするか、契約を更新して無期労働契約に進むかの選択と権利があるわけです。

ちょっとずるいやり方ですが、これは違法でも何でもありませんし、無期労働契約に話を進めるかは、会社側の考え方次第で決まる話です。

つまり会社側が5年満了の契約1期前に契約を更新をしなかった場合、もう無期労働契約という話はなくなるわけです。

契約社員が無期労働契約に進めない2つの理由!

最近、”無期労働契約に話を進めない企業は多い!”と聞きますが、その第一理由は”契約社員の若返り!”と”若い人材だと安い賃金で済む!”という点です。

例えば転職がうまく行かず40歳で契約社員になって、45歳で無期労働契約に話を進めても、会社側とすれば「無期労働契約」が結ばれた段階で、正当な理由なく契約を解除できなくなり、”契約社員の若返り!”と”安い賃金で済む!”という目的が達成できなくなるわけです。

ここでも企業側は契約社員とは言え、個人を見ているわけで、上の条件に当てはまらないビジネススキルを持ち合わせている方は、すんなり契約にこぎつけるでしょうが、そうでない方は”雇止め!”となっているようです。

雇止め

ただ、もしここで企業側が無期労働契約に応じてくれたのなら、正社員になるための次のステップに希望が持てるようになります。

まず大前提として、”契約社員を好きでやっている方はいない!”ですし、ほとんどは方は選択肢が狭められて、ある意味、仕方なくやっているだけです。

今は正社員ではないにせよ、いつまでも契約社員をやるわけではありませんし、無期労働契約にはメリットが多い分、その制度をフルに活用すれば、次につながる行動に移せるわけです。

無期労働契約にはデメリットよりメリットの方が多い理由!

この無期労働契約にはメリット、デメリットを含め、賛否両論がありますよね。

いろんなブログで無期労働契約になると、”給料は変わらないのに仕事がキツくなる!”とか、”残業を強いられた上に責任が重くなる!”とか、まるで社会の縮図の一部分だけを取り出して突っ付くような内容が取り出たされています。

でもそれってほんの一部分の話ですよね。無期労働契約の権利に比べればどうでしょう。

そういった部分もあるでしょうが、それを押しても今回のこの施行は、転職活動しても正社員になれず、やむなく長年契約社員をやられている方には、少なからずメリットの方が多いように感じます。

この無期労働契約は、正社員の権利でもある”雇止めの心配なし!”という安心感がありますし、契約社員だけに留まらず、この制度をベースにさらなる転職活動への道が開けるのが最大のメリットです。

リンク マイナビエージェント

このメリットを具体的に挙げると、以下の2点に集約されるはずです。

無期労働契約のメリット1:正社員登用の可能性も見えてくる!

会社側と無期労働契約が提携されれば、正社員登用制度がなくても、その後、果たせなかった正社員登用の可能性も見えてくる!

無期労働契約のメリット2:無期労働契約でも転職への道が閉ざされることはない!

無期労働契約となっても、民法上退職の自由は認められており、会社と無期労働契約さえ結んでおけば、雇用も保証される中で、安心して正社員に転職できるチャンスが生まれる!

ここでちょっと想像してみてください。

継続して5年間、同一職場で契約社員として勤めている方ってどんな方でしょうか。少なくとも私の会社ではこういった方はいません。

無期労働契約が結べる5年間を企業が見据え、それでも継続して契約更新している点では、こういった方は少なからず会社側に取って、それだけ必要な人材として認められている可能性が高いわけです。

そういった人材に対しては、会社側は今後も無期労働契約を結んで、継続して勤務してもらいたいと思っているでしょう。

されど優秀がゆえに、契約社員の行動を会社が怖がっているのも事実です。

契約社員は1年毎とか、一定期間で契約更新を繰り返すシステムなので、会社側としては優秀な契約社員が契約更新時に退職を申し出ることを恐れるわけです。

もちろん、契約社員は正当な理由なしに任期途中で退職することはできませんので、その間に転職活動をして、任期満了時に合わせて正社員転職することもできるわけです。

つまり良い契約社員を抱えている会社は、契約社員に良い転職先が決まれば辞められる!と思っているわけです。

慎一郎
慎一郎

もし会社側にそう思わせるくらいの逸材なら、最初の2年くらいで正社員登用した方が、会社側に取ってもメリットがありそうなものですがね。

保身から出た錆とでも言いますか、終身雇用が取り出たされている今だからこそ結論が出せなかったのでしょうが、もし”逃げられる!”となったら、会社が契約社員を引き止める方法はひとつしかありません。

そう、正社員登用でしか引き止められなくなるわけです。

今の会社で正社員になるか!別の会社で正社員として働くか!どちらもこちら側にボールがあるわけですから、この制度は上手に使うべきです。

こういった感じで、契約社員として無期労働契約になったとしても、雇用が守られた上に転職活動して正社員採用を目指すメリットが生まれるのです。

ただ世の中にはこういったようにうまく事が運ばない方もいますよね。

例えば5年目の契約更新前に雇用止めを告げられるようなケースの方なら、これはまた別の話になります。

5年勤めても正社員に登用せず雇用止めする会社側の意図

世の中には契約社員をされている方で、”正社員登用制度あり!”という条件で、契約社員を何年も続けている方がたくさんいます。

慎一郎
慎一郎

私の会社ですら、各部署に1人ないし2人はいるくらいですから。

が、今の世の中、10人に4人が非正規雇用となっている状況を考えれば、この”正社員登用制度あり!”という言葉は、すべての方に当てはまる言葉ではないですよね。

これに絡めてお話しすると、契約社員として無期労働契約の条件を満たす方は、前回の契約更新時に会社側から無期労働契約について応じる旨のお話があったはずで、今後十分、正社員に登用される可能性はあると思います。

事実、私の会社でもそうしています。(一定の条件を満たす方だけです)

が、ただ今まで2年契約で更新だったものが、先々の話もなく、1年や半年単位での契約更新を提示されたなら、そこから先は慎重に動くべきです。

そういった方は、”正社員登用あり!”という言葉を鵜呑みにせず、正社員登用されないときのリスクヘッジを真剣に考える時期に入っていると思います。

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企業側には能力うんぬんもそうですが、”正社員登用したい人!”、”無期労働契約を結びたい人!”と、別の理由で”そうでない方!”がやはりいるわけですから。

契約社員に対する会社の評価基準は3通り!

参考に言うと、契約社員に対する会社の評価には3通りあって、私の会社でもこれと似た考え方・・・いやどこの会社でも似た考え方を持っていると思います。

その指標となるのが以下の3つの見方、評価です。

  1. 会社にとって利益のある人間なのか、正社員登用に足る人間なのか!
  2. 会社と無期労働契約することにメリットがある人間なのか!
  3. 代替え人材が効く程度の人間なのか!

これ以外にもありますが、現実的な話として私の会社でも主にこの3つが指標となって、契約社員の契約を更新するかどうかを判断しています。

この判断は誰がするか!もちろん最終判断は役員管理職ですが、これは意外なところから意見が出て、それを評価対象として参考にしています。

この無期労働契約と正社員登用の最終判断と決定は、今後投稿する記事でご紹介する予定です。

会社側が正社員登用と無期労働契約を結ばない要因!

会社側が正社員登用や無期労働契約を結ばない要因は、会社側にだけあるわけではなく、日頃の自分の行動や、会社への貢献度の度合いにもあります。

契約社員の業務内容は、ある程度制限された契約ですし、派遣会社から派遣された方なら、なおさら業務制限が厳しいです。

そういった厳しい契約条件の中で、目先の契約条件だけを相手取る協調性のない契約社員を長年雇っていても、費用対効果を考えれば、会社が営利企業で成り立っている以上、雇用止めは致し方のないことです。

雇用止め

これだけは言えるのが、もし”正社員登用制度あり”という条件で、契約社員を4年近くも続けていながら正社員に登用されないのでしたら、それはもう早く動くべきです。

契約社員のままでも良い!という方なら別ですが、もし正社員登用を希望しての4年でしたら、”もう判断が遅すぎる!”といった方が正解でしょうか。

その期間に、別業界で正社員になれる貴重なチャンスや年数を無駄に過ごしているわけですし、仮に25歳の方ならもう30歳を超えることになり、さらに転職が厳しくなる方向へと進みます。

もし私なら2年間で正社員登用されないのなら、無期労働契約で必要とする5年という枠は捨てて、すぐにでも転職サイトや転職エージェントを使い、契約更新時に合わせて辞めると思います。

参考転職サイト DODA(デューダ) リクルートエージェント

前述したように、”正社員登用制度あり!”という言葉に確実性はないわけですし、採用されなかった場合、そのツケはすべて自分に覆い被さってきます。

もしご自分の行動に思い当たる節がありましたら、自分が考えているリスクヘッジと見比べて、改めて転職サイトの閲覧や転職エージェントに相談してみてください。

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有期労働契約の雇用実態と無期労働契約の活用法(まとめ)

転職にあたって大事なのは、やはり中途半端な転職にならないように動くことです。

そして、最悪を想定したリスクヘッジは常に用意しておくことです。

正社員登用制度・・・ある意味、それが転職を決意させる理由であってはならないと思いますし、その言葉に可能性や期待を掛けられるほど、つまらない転職はないと思います。

私の会社でも契約社員はいますが、彼らは先を読んでいますよ。

その理由は上でお話ししたとおりです。

正社員になるための転職活動もしっかりしていますし、自分が会社からどう評価されているかも分かっています。

まずは契約社員より正社員を目指すことが先決だと思います。

参考転職サイト DODA(デューダ) リクルートエージェント

§:この記事を書いた人!
shinichiro・著者・職業:慎一郎 40代現役理系技術エンジニア @shinichiro_tw
・業種経歴:不動産・インフラ系総合開発コンサルタント会社等
・転職回数3回:5年、8年、5年勤務した後、現在4社目理系企業へ!
本業の設計計画業務を行う傍ら、全然関係のない中途採用応募者の書類審査と面接を担当。このブログで中途採用現場の裏事情と転職にタメになる記事を執筆中です。

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