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転勤を断り退職した応募者の転職リスク|求職者を守る別雇用形態の提案!

転職リスク ■中途採用担当が見る面接のポイント
この記事は約11分で読めます。

このブログを読んでくださっている方の中で、「期間の定めのない転勤の内示」が理由で転職を決意された方もおられると思います。

転勤は昔からサラリーマンの宿命!と言われていますが、転勤はまさに”諸行無常!待ったなし!”で、その内示の日がいつか必ずやってきますからね。

この3月に私の会社でも理系技術者2人を中途採用することになっていますが、応募者の中に転勤内示を断って会社を退職し、私の会社の求人に応募して来られた方がいます。

結論から申しますと、この応募者は正社員としての採用は見送る予定ですが、この方には現在”別雇用形態で会社に入社する方法!”を提示しています。

今回のお題は、”転勤できない求人応募者!”との面接でのやり取りと、「無期労働契約」を前提とした別雇用の提案。それと、現在私の会社への求人応募者の8割が書類審査に通過できていない実情についてご紹介します。

転勤したくない方への提案!無期労働契約という別雇用の提案

これは毎回思うのですが、転職サイト経由で求人を公開した直後は、求職者からの応募アクションが非常に多いですし、メールでの問い合わせもけっこう入ります。

今が3月だから!”という理由もありますが、リクナビNEXTDODA(デューダ)といった転職サイト経由での応募が数十人おり、そのうちすでに面接した方は3人います。

面接は同日に順次行いましたが、その面接者の1人に”転勤できない!”という理由で会社を退職し、私の会社の求人広告を見つけて応募してきた方がいました・・・

転勤できない

転勤できない!・・・これって企業が”採用するしない!”の以前の話ですが・・・

履歴書・業務経歴書の退職理由や希望欄にそういった”転勤できない!”といったことは書かれていないかったし、年齢や経歴等も優秀な方!

まさに今TVで流れている転職サイトのCMの”彼はいったい何処で!”みたいにこの方に興味が沸いて、応募書類を通過させて面接に至ったのですが、面接の段階でその真意が分かり、さすがに中途採用担当者の私としても”こりゃ話にならん!”と困惑しました。

普通ならここで面接を打ち切るのですが、学歴も経歴も申し分ない応募者ですし、技術的な話をしてもしっかりと理路整然とした技術者目線で的確な返答をしてくる。

そりゃ会社側だって欲しくなるでしょう。こういった逸材って!

スキルの到達年齢が普通より低い位置で、いろいろなことが出来るまでになっている方でしたから、私の方も何とか入社できる術はないか!双方が歩み寄れる点はないか!・・・

いろいろと模索し、この方に転勤が関係なくなる「無期労働契約」の可能性を示唆しました。

無期労働契約とはどういった雇用契約なのか!

「無期労働契約」とは、正社員のような”期間の定めのない労働契約!”とは違い、今まで「有期労働契約」をされていた方の雇用を、契約更新なしに無期限で勤めることが出来るという契約のことです。

雇用契約

これにはちょっとした条件がありますが、契約社員やパート、アルバイトといった有期雇用形態に関わらず、有期労働契約が更新されて通算5年を超えたときは、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できるといったルールです。

「無期労働契約」:有期労働契約の期間の定めのない労働契約への転換
(労働契約法第18条:平成25年4月1日施行)
同一の使用者との間で締結された2以上の有期労働契約の契約期間を通算した期間が5年を超える労働者が、当該使用者に対し、現に締結している有期労働契約の契約期間が満了する日までの間に、当該満了する日の翌日から労務が提供される期間の定めのない労働契約の締結の申込みをしたときは、使用者は当該申込みを承諾したものとみなす。

ごちゃごちゃと書いていますが、これを私の会社に置き換えた場合、”転勤できない!”という条件があり、かつ採用されることを希望されるなら、”契約社員!”として5年間勤めて「無期労働契約」の条件を満たしてください!ということです。

つまり立ち居地としては、転勤のない”契約社員!”に技術ポイント(能力・スキル)を付加した契約での採用です。

転勤のない契約社員としての採用提示に対して・・・

普段であれば、こういった”転勤できない!”という方は、真っ先に書類審査で落としますが、知らなかったとはいえ、面接した3人の中では一番”即戦力!”に近い人物だったので、最初に思いついたのが”転勤のない契約社員での採用!”ということでした。

以下、面接でのやり取りの一部をご紹介します。

中途採用担当
中途採用担当

最初に申し上げておきますが、我が社に正社員として勤めていれば転勤は避けては通れません。それはそうとして、転勤のない契約社員として勤めるお考えはありますか?我が社ではそういった契約社員はけっこうおります。

転勤のない契約社員・・・つまり「無期労働契約」を示唆しているわけです。

が、これは5年間連続で勤めた以降に効力を発揮するものなので、5年間会社で契約社員として勤めれば、”雇用止め!”や”契約打ち切り!”といったものが法律で守られるわけです。

求職者
応募者

その場合、待遇その他はどういったものになりますか?

実際に私の会社では契約社員はけっこういます。

功績が悪く正社員になれないで、ずーと契約社員を続けている人もいれば、あえて”転勤したくない!”という理由で契約社員に居座る方もいるので、そういった意味でアプローチしているわけです。

中途採用担当
中途採用担当

待遇は正社員と同様に扱いますし、福利厚生も同等です。ただ、年棒制になることで正社員と比べて年収は低くなります。それに中退金への加入対象にはなりませんので退職金はありません。

求職者
応募者

社員登用制度はありますか?
また社員に登用された場合、転勤を断ることはできますか?

慎一郎
慎一郎

契約社員としての立場にはなりますが、ただその代わりにそちらが気にしている”転勤!”は一切ありません。社員登用の話もありますが、登用された段階で転勤という話は出てきます。

求職者
応募者

転勤エリアはどの範囲でしょうか?
また赴任期間はどれくらいなのでしょうか?

この段階でうちの上司は多少”イラッ!”としていましたが、冷静に話を続けています。それだけ上司も私も欲しい人材だったわけですよ、彼は。

中途採用担当
中途採用担当

転勤エリアは基本的に日本全国です。
海外勤務もありますが、それはTOEICが600以上ある人間が対象です。
赴任期間は決まっていません。我が社では”○○支店付きでの正社員採用!”というのはありませんし、それが出来るのは契約社員のみです。私も慎一郎君(私)も、いつ転勤するか分からないくらいですから。(笑)

慎一郎
慎一郎

”ギクーーーッ!”・・・これは私の心の声(笑)ですが、実際のところ、私の会社ではある一部の部署を除いてそんなに転勤はありません。あっても都内か関東一円ってところですから電車で通えますし、そのあたりはけっこう勤務地の希望を叶えてくれる会社です。

正直な話を言いますと、私も”転勤!”はさすがに嫌です。できれば単身赴任も避けたいし、もし転勤するにしても”期限を定めてもらいたい!”というのが本音です。

ただ企業側からすれば、普通、”面接で転勤拒否”=”即不採用”です。

特に大手企業や中堅どころの中小企業では、転勤することが仕事のひとつなので、こういった自分の希望を叶えるのでしたら、支店を持たない単独中小企業を選択するか、”正社員!”を諦めて契約社員、もしくはSOHOになる以外に方法はありません。

単身赴任

理由どうあれ、転勤だけに拘っていたら今の日本での会社生活はできないし、もし子供の情操教育とか、ご両親の看護・介護などが”転勤できない理由!”なら、それはもう割り切って転勤のない会社を選ぶことです。
参考転職サイト: リクナビNEXT  : DODA

”転勤を考えることが先か?職に就くことが先か?”と考えると、誰でも職に就くことを優先するはずですよね。

転勤どうのこうのは職に就いた後の話ですから、逆に言えば、それが排除できる会社を選べば転勤に悩まされることはなくなるはずです。

それとこれはひとつ助言なのですが、面接の席では企業側から必ず”転勤は可能ですか?”と聞かれますから、これは正直に答えた方が良いです。

転勤リスクは大きいです。

入社した後で転勤にゴネても、社則にはしっかりと”会社からの要請があれば社員はそれに従うものとする!”といった旨が書かれていますからね。

正当な理由での会社の要請であれば、これは法に触れることはありません。

社員はこれに対して社則を無視して転勤を断ることはできませんし、理由なく下手に断ると懲戒解雇にされても仕方がないことなのです。それが入社するときの条件ですから。

なので物は言い様です

頭ごなしに”転勤はできません!”と言うより、”都内ならどこでも可能です!”とか、”電車で通える範囲であれば可能です!”みたいな枠を広げた言い方ですよね。

応募企業側に歩み寄りの姿勢が感じられなかったら話は別ですが、そこから入社できる糸口が見つかるかも知れませんので、どうしても転勤できない理由があるのなら、一度言ってみる価値はあるはずです。

いずれにせよ”転勤拒否!”は求職者にとって大きなハンデには違いありませんから、言葉を選んで対応されてください。

転職サイト経由での応募状況と書類選考の通過状況について!

前回の記事で私の会社で”3月に理系技術者の求人広告を載せる!”って話をしていましたが、今回その中間報告を載せますね。

現段階では求職者からの応募件数は東証1部上場並み(笑)ですが、結果は東証4部?上場(そんなのありません 笑笑)って感じで、これ!っといった理に叶った応募者は今だ集まっていないのが実情です。

どこの転職サイトを使っているか?は申し上げられませんが、転職サイト、転職エージェント問わず、以下で紹介している転職系サイトのどれか1社!ということだけをお伝えしときます。(求人広告掲載料がバカにならないほど高いので1社にしています)

今月初めから出した求人広告で、書類応募件数はもうすでに数十数名の応募があり、完全に3月効果に載っかっています。

この3月を逃したら、たぶん応募者が十人にも満たなかったでしょうね。(時期外れではこれしかないのが準大手企業の実力ですよ、ウン!)

企業が3月~4月、9月~10月に求人募集を一斉に出すのは、会社の決算期に関連して、決算が確定している分、予算が付きやすいからで、企業の求人数としてはこの3月は1年のうちで一番多い時期になります。

とりあえず、この応募者数に中途採用側からすれば”ホッ!”と一息ついているところです。

が、ただ正直に言いますと、応募件数は多いのですが、我が社が求めている”即戦力採用!”の以前の話で、冷やかしが多いのか、まず履歴書・職務経歴書の書き方が相変わらずなっていない方がほとんどです。

よく企業の中途採用担当者は、”履歴書を1分読んで判断する!”と言われていますが、こんだけ応募者が多いと、それって良く分かりますよ。

今回の求人応募みたいに数十人を一人ひとり見るのはけっこう手間ですし、読んで記憶に残らない履歴書・職務経歴書はやはり2回読もうとは思いません。

この章で履歴書・職務経歴書の書き方うんぬんを語るつもりはありませんが、以下の記事の内容に照らし合わせて書けば、必ず中途採用担当者の目に留まるはずです。

私も中途採用者の立場として言わせていただければ、私は応募者からいただいた応募書類には一通り目を通しますが、”良い履歴書・職務経歴書!”は1分も目を通せば分かります。

最初に読む履歴書30秒で応募者の社会半生が分かりますが、それが”次(職務経歴書)も読みたい!”と思われなければ、書類審査には通過できないと思います。

今回もそれで8割の方が書類審査不通過になっています。(やはり冷やかし応募が多いのだと思います)

履歴書・職務経歴書

ちなみに私の会社では、書類審査は複数の人間で行っているので、私だけの判断で通過、不通過を決めているわけではありません。

ただこれを審査している複数の人間が、全員”不通過!”を選ぶのでしたら、これはやはり履歴書・職務経歴書に何かしら問題があるわけです。

今回ももう8割の方に不採用通知を出しています。

現段階で残っている・・・つまり書類審査は通過したものの、今後の応募者の様子を見て、面接するかしないか!の通知を出すのを控えている方が約2割で、それを超えて面接に漕ぎ着けた方はたった3名です。(採用枠は2名です)

結果からすれば、今だ採用者はひとりも決まっていません。

応募者の8割は書類通過できず、残りの2割弱はボーダーにいて、その中で面接者はたったの3名ということになります。

その面接者のうちの2人はそれなりに技術力はありますが、対役所や社員に対するコミュニケーション能力(口下手・言い回し)に欠けていたり、聞かれた質問に対してとんちんかんな答えしか返ってこない!といった理由で、たぶん不採用になるでしょう。

残りの1人は冒頭でも書いたように、”転勤できない!”といった事情を持つ方ですが、たぶん無期労働契約を視野に入れた「契約社員」の話には乗らないでしょう。私でもそうすると思います。

ただ自己都合による”転勤できない!”という事情は、応募企業側には何の関係もない話ですから、転勤のない中小企業を選ぶか、準大手でも”転勤のない契約社員!”で自分のポジションを確立させるか!といった覚悟は必要だと思います。
参考転職サイト: リクナビNEXT  : DODA

中途採用担当者も辛い!3月までの採用に向けて期待すること

求人広告掲載期間は3月いっぱいなので、それまでは求人掲載を続けますし、順次、企業応募も受け付けていますが、現実はこんなに厳しい状況になっています。

厳しいのは応募者側も企業側も同じです。(笑)

何が厳しいか?って言うと、求職者も厳しいですが、採用側も”良い人材!”を採用しないと、これまた自分の首を絞めてしまうわけです。

中途採用担当者は兼務とは言え、会社から辞令が出ているれっきとした仕事ですから、この結果次第で私の人事考課が上下するわけですよ。

配属予定先の管理職からは”誰でも良いから入れろ!”みたいなことを言われていますが、事はそんなに簡単な話ではないのです。

人ひとりの人生が掛かっていますから。

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